iPS細胞とは人工多能性幹細胞のことで、その役割が決まっていないため、
どんな臓器にでもなれる可能性をもつといわれています。
つまり、患者さんの皮膚などから採取して作製したiPS細胞を心筋細胞や肝細胞、
膵臓細胞、神経細胞等に分化させ、これらを移植できるようになれば、
将来的に再生医療に使用できる可能性があります。
歯科の分野においては、皮膚ではなく歯茎から採取して作製したiPS細胞を
神経や軟骨に分化させることに成功したようです。
またマウス実験において、歯茎から採取した細胞によるものは
従来のものと比較して作製効率が7倍以上高いことが確認されています。
これらの技術を応用すれば、虫歯や歯周病で失った歯や骨を再生し移植することも
遠い未来のはなしではなさそうです。
だからといって歯磨きをしなくて言い訳ではありません。
インプラントなどの手術では、成功率を上げるために日ごろの歯磨きの徹底や
禁煙が有効です。
再生した歯や骨を移植する際にも同じことが考えられます。
いつでも最新の治療を受けれるように、日々の歯磨きをがんばりましょう。
北村
自由が丘の歯医者【自由が丘デンタルオフィス】土日診療/平日夜8時半
日付: 2011年5月27日 カテゴリ:未分類